ドラクエ映画「ユア ストーリー」アンケート取ってみた(統計分析)からの続きです。

アンケート実施前の予測

ドラクエ映画 ユア・ストーリーは、「ドラクエに対する愛情や思い入れが強い人ほど、反発したくなるような内容だったのではないか」と考えるのは私だけではないでしょう。

そして、上記アンケート結果と同様に、映画の原作となった“ドラクエ5”への思い入れが強いほど、否定的な意見が多いのではないか、と予想しました。

この「ドラクエ(V)愛の深さ」を、これまでの記事で紹介した5段階評価のやりこみ度(プレイ状況)として、検証してみたいと思います。

ドラクエのプレイ状況 = やりこみ度 = ドラクエ愛 と仮定しています。

プレイ状況(やりこみ度=ドラクエ愛)映画に付けた点数が関係するかどうかを調べるために、相関係数を使います。

相関係数は「二つの間にどれだけ関係があるのか」を示す数字のことで、一般的な目安は次の通りです。

相関係数説明
0.7〜1.0かなり強い正の相関がある
0.4〜0.7正の相関がある
0.2〜0.4弱い正の相関がある
-0.2〜0.2ほとんど相関がない
-0.4〜-0.2弱い負の相関がある
-0.7〜-0.4負の相関がある
-1.0〜-0.7かなり強い負の相関がある
  • 「相関がある」:二つは似ている
  • 「相関がない」:二つは似ていない

ドラクエ(V)愛が深いほど映画に否定的になる」という予想が正しければ、二つの間には負の相関があるはず。つまり、「ドラクエ愛」と「映画に付けた点数」の相関係数は、マイナス1に近いはずです。

ドラクエ愛と点数の相関関係

この表は、アンケート結果全体の相関係数を示しています。いきなりこのような表が出てきて驚かれたかもしれませんので、順を追って説明していきますね。

相関係数のイメージを掴むために

まずは、上の表や相関係数の見方を知って頂くために、わかりやすい例をご紹介します。

ドラクエ2の経験者は、前後の作品ドラクエ1、3をプレイしている可能性が高いので、ドラクエ1、2、3のプレイ状況(やりこみ度)には、正の相関があるはずです。

早速見ていきましょう。

下の図のDQ1、DQ2、DQ3が交差する数字が、それぞれの相関係数です。

対象相関係数
DQ1とDQ2のプレイ状況(やりこみ度)0.84
DQ1とDQ3のプレイ状況(やりこみ度)0.67
DQ2とDQ3のプレイ状況(やりこみ度)0.74

ご覧の通り、DQ1〜DQ3の間の相関係数は高いことが分かりました。特に、DQ1とDQ2の相関係数は0.84と驚異的な数字です。

つまり、ドラクエ1をやりこんでいる人はドラクエ2もやりこんでいる傾向があり、ドラクエ1をプレイしていない人はドラクエ2もプレイしていない傾向がある、ということを意味します。

前の記事で紹介した、各シリーズのプレイ状況を見ても、確かにDQ1とDQ2の結果はよく似ていますね。

ここまでは、相関係数をイメージして頂くための例でした。

続いて、本題に入ります。

ドラクエ愛と点数(映画の評価)の相関関係

ドラクエのやりこみ度(=ドラクエ愛)と映画の評価(点数)との間の相関係数を見てみましょう。

対象相関係数
ドラクエ愛と映画に付けた点数-0.17
ドラクエV愛と映画に付けた点数-0.15
相関係数説明
0.7〜1.0かなり強い正の相関がある
0.4〜0.7正の相関がある
0.2〜0.4弱い正の相関がある
-0.2〜0.2ほとんど相関がない
-0.4〜-0.2弱い負の相関がある
-0.7〜-0.4負の相関がある
-1.0〜-0.7かなり強い負の相関がある

ドラクエ愛(ドラクエへの思い入れの強さ)点数(映画の評価)の間には負の相関があると予想し、確かにその通りになったのですが、-0.2に満たないので「ほとんど相関がない」という結果でした。

つまり、ドラクエに対する思い入れが強い人ほど、映画ユア・ストーリーに批判的、というわけではないことが分かりました。

そもそも、ドラクエに対する思い入れの強さを、プレイ状況(やりこみ度)で評価したのが間違っていたのかもしれませんね。

相関の一覧表には現れないのですが、気になる発見がありましたので、ご紹介します。

映画に付けた点数と性別との関係

一つ前の記事で載せた、映画に付けた点数毎の内訳を再掲載します。

  • 最高、とっても満足・・・100点
  • 満足、観て良かった・・・ 80点
  • 映画代の値段相応・・・・ 60点
  • 観ない方が良かった・・・ 40点
  • 観る価値無い、悲しい・・ 20点
点数人数
男性女性合計
10点未満314
10〜19点448
20〜29点268
30〜39点538
40〜49点9615
50〜59点12618
60〜69点10414
70〜79点729
80〜89点11213
90点以上213

低評価(30点未満)と高評価(70点以上)を付けた男女比に注目すると、

点数男性女性平均
30点未満13.8%31.4%22.6%
30〜70点55.4%54.3%54.8%
70点以上30.8%14.3%22.5%
  • 【男性】31%:映画良かった、14%:悪かった
  • 【女性】14%:映画良かった、31%:悪かった

男性に比べて女性の方が映画に対して不満が強い、という意外な結果になりました。

映画に付けた点数の平均からも、女性の方が評価が低いことが見て取れます。

性別平均点
男性58.0点
女性47.0点

年齢別の点数(平均点)では、40代の方にマイナス意見が多いですが、ここでも男女の差が顕著です。

年代人数平均点
〜25歳1955.2
26〜30歳2251.7
31〜35歳2256.2
36〜40歳2556.1
41歳〜1248.8
41歳以上人数平均点
男性858.1
女性430.0

まとめ

ドラクエ映画「ユア・ストーリー」を観た100人からアンケートを取った結果、次のことが分かりました。

ドラクエへの思い入れについて

必ずしも、ドラクエに対する思い入れが強い人ほど映画に批判的、というわけではなかったが、わずかに当てはまった。

ただし、ドラクエのプレイ状況=やりこみ度=ドラクエに対する思い入れの強さ(ドラクエ愛)と仮定した場合です。

年齢層について

年齢層と映画につけた点数との相関はほとんど見られないが、41歳以上それ以外の年代層を比べたところ、41歳以上の人は映画に批判的な傾向があった。

性別について

男性より女性の方が映画に対して批判的な傾向が見られた。

最後に

アンケートの結果、良いと感じた点の代表は「グラフィック(戦闘シーン、キャラクターの表情)で、悪いと感じた点の代表はやはりラストの「バーチャル、ウィルスの演出」「大人になれよ発言」です。

ネット上では、ドラクエ映画に批判的な意見が多く見られますが、「映画代相応かそれ以上に満足した」と評価する人もそれなりにいることが分かりました。

ただ、ラストの方で期待を裏切られた人が多いのは事実で、「終わり良ければすべて良し」とはかけ離れた結果に終わってしまったことは否めません。

個人的には、「ソードアートオンライン」、「サマーウォーズ」は好きなので、後半はそんな映画と思って観てました(なので、後半のダメージは少なかった?)。

ネット上では、ポジティブな情報よりネガティブな情報の方が拡散されやすい傾向があるため、必要以上にネガティブ意見が目に付くのかも知れません。

「大人になれよ」の発言には、少し残念な気持ちになりましたが、それほど響きませんでした。

どこまで行っても「映画の感じ方・捉え方は人それぞれ」と言えるのではないでしょうか。

  • ドラクエ5を90分で語るなんて無理!
  • 俺たちのドラクエ愛をナメるなよ!

と、ドラクエを深く深く愛する人たちがこんなにもたくさんいることを、スクエニや監督さんは再認識して頂いて、ファンに寄り添った活動をしてほしいな、と感じましたね。

以上、「ドラクエ映画「ユア ストーリー」アンケート取ってみた」でした。

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この記事を書いた人

あっく@スライムナイトの上の人

プレイスタイル

都会で中課金プレイ

好きなDQ作品

ドラクエ3, 4, 5, 10

好きなモンスター

スライムナイト

好きな職業

戦士

2019年10月に、当サイト「ドラクエウォークみんなの広場」を開設。

主にシステムを担当しますが、時々、自己満足系ブログも書きます(あっくブログ)。

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